京都市南区東九条室町47番地3
JR京都駅八条口より徒歩2分
更年期障害というと女性特有と思われがちですが、実は男性にも起こりえる病気です。
「なんとなく不調・元気が出ない」「突然ほてったり、汗が出たりする」「性欲が減った」などの症状が特徴とされています。
男性ホルモン(テストステロン)は、一般的に中年以降、加齢とともに穏やかに減少しますが、実際に体内で活躍する(活性型)男性ホルモンは急に下がっていくと言われています。
したがって女性と異なり、男性の更年期症状は、40歳代以降どの年代でも起こる可能性があります。
また男性更年期障害は、LOH(Late On-set Hypogonadism)症候群とも呼ばれます。
具体的な症状としては、下記のようなものがあります。
男性更年期障害は、動脈硬化などの心血管疾患やメタボリックシンドローム、糖尿病、骨粗しょう症、などと関係しているといわれており、生活習慣病との強い関連が指摘されています。そのため職場などのストレスチェックや、睡眠、運動、食事などの生活習慣の改善で症状が改善するとも言われています。
ただ、男性ホルモン値が明らかに低下している場合は、ホルモン補充療法の適応となります。
当院では、男性ホルモン以外の、人間を元気にするホルモンなどのチェックを含めて、この疾患への検査、治療に力を入れています。
心当たりのある方は、まずはお話から聞かせてください。
男性更年期障害と診断された場合、男性ホルモン(テストステロン)の補充療法を行います。
従来は筋肉注射の製剤を使用していましたが、注射製剤の場合、注射して1週間程度はテストステロンが顕著に上昇しますが、そこから急に減少するという血中濃度になります。これは本来のテストステロンの濃度の推移とは異なります。そのため、乳房が痛むなどの副作用が出やすくなる可能性があります。また、2~4週に1回の来院が必要のため、通院の手間が生じます。
そこで、当院では軟膏製剤の使用を勧めており、こちらは1日1回、患者様ご自身で塗布いただくものになりますが、テストステロンの安定した濃度が期待できるため、より自然な形での補充が行えます。注射による痛みもなく、まとめて処方することで通院は数か月に1回でよくなります。
内容 | 料金 |
---|---|
グローミン | 1本 3,300円 |
※価格は全て税込みで表示しています。
勃起不全(ED)は、一般的に思われているよりも身近な疾患です。
病態としては、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」とされており、まったく勃起がない場合はもちろん、硬さが不十分な場合や勃起が持続できないなどもEDとなります。また自慰行為は可能でも、相手のある性行為になると難しくなる場合も含まれます。
比較的若い世代で起こるEDの原因は、ストレスなどの心理的なものが多く、50歳前後以降に起こるEDは、動脈硬化が原因であることが多いとされています(これらが混ざったものもあります)。
EDを一度自覚すると、次の機会にプレッシャーを感じてしまい負の連鎖に陥ることもあります。
まったく珍しくない病態ですので、一人で思い悩まず、お気軽にご相談ください。
不妊治療に伴うED治療は、条件つきで保険適応になりますが、その他の場合は自費診療となりますことをご了承ください。